一番大切なのは、自分の愛犬が健康である事。
そして、健康な相手を選ぶ事。
生き物なので、絶対はありません。
健康な犬同士で交配をしても、先天性の病気を持った子が生まれる可能性はあります。
でも、その確立を下げる為に出来る事は全部やる。
確立を上げる可能性がある事をやらない。
ミニピンの掛かり易い、遺伝的に好発傾向(家族性)があるとされる疾患と発症し易い年齢。
・大腿骨壊死症(レッグペルテス) ~1才
・鼠径ヘルニア
・臍ヘルニア(デベソ)
・膝蓋骨脱臼(パテラ) ~1才
・停留睾丸 ~6ヶ月
・毛包虫症(アカラス) ~2才
・欠歯 ~10ヶ月
・白斑(色素の欠落)
交配相手やその子の親兄弟にこれらの疾患の発症歴が無い子が良いです。
色素関係では先祖に毛色障害(ブルー&タン、イザベラ&タン、フォーン等)が居る子。
血統書に
×(重大欠点)マークが付きます。
ヨーロッパでは殆ど淘汰されていますが、カラーコレクターの多いアメリカから入ってきてしまいます。
ブラック&タンならサムマーク(重大欠点)のチェック。
チョコ&タンは両親共チョコの子。ブルーアイ。
白斑のある子(特に胸部)。
レッドならブラックポイント(鼻、アイライン、爪、パッド等)の色素が薄い子...etc.
これらの子はペットとしてNGな訳ではありませんが、繁殖には不向きです。
人(含、飼い主)を噛んだ事が無いか、急にキレたりしないか、シャイ過ぎないか等、交配相手の性格も大切です。
ミニピンは基本的には警戒心の強い犬種なので、プードルやゴールデンの様に他人・他犬に対してフレンドリーである必要は無いと思います。
でも、飼い主の制止を聞けずに人や犬に噛み付いてしまう程α気質が強かったり神経質過ぎる個体は繁殖には向きません。